セットアップ¶
システム条件¶
Sora iOS SDK を利用するアプリケーションの開発に必要なシステム条件を次に示します。
iOS 13 以降
アーキテクチャ arm64 (シミュレーターの動作は未保証です)
macOS 14.4.1 以降
Xcode 15.3
Swift 5.10
CocoaPods 1.15.2 以降 (Swift Package Manager を利用する場合は不要です)
WebRTC SFU Sora 2023.2.0 以降
Xcode プロジェクトのセットアップ¶
概要¶
Sora iOS SDK は CocoaPods または Swift Package Manager を利用してアプリケーションに追加できます。
CocoaPods を利用する¶
Spec リポジトリを登録する (初回のみ)¶
Sora iOS SDK は専用の Spec リポジトリで配布しています。 CocoaPods を利用する際は、次の手順で Spec リポジトリをローカルの環境に登録してください。
Spec リポジトリをローカルの Spec リポジトリに登録します。
$ pod repo add sora-ios-sdk-specs https://github.com/shiguredo/sora-ios-sdk-specs.git
Spec のリストを更新します。
$ pod repo update
以上の操作が必要になるのは初回のみです。 プロジェクト生成のたびに実行する必要はありません。
Podfile を用意する¶
先頭に次の記述を追加します。 Sora iOS SDK の Spec リポジトリから検索するようにします。
source 'https://cdn.cocoapods.org/' source 'https://github.com/shiguredo/sora-ios-sdk-specs.git'
Sora iOS SDK を利用するターゲットに
pod 'Sora', VERSION
の形式でSora
ライブラリを追加します。以下に例を示します。source 'https://github.com/shiguredo/sora-ios-sdk-specs.git' source 'https://github.com/CocoaPods/Specs.git' platform :ios, '10.0' target 'SoraQuickStart' do use_frameworks! pod 'Sora', '2020.7' end
pod install
を実行してライブラリをインストールします。
Swift Package Manager を利用する¶
パッケージを追加する¶
Xcodeのメニューから[File]-[Add Packages...] を選択します
検索ボックスに https://github.com/shiguredo/sora-ios-sdk を入力します
利用するSDK のバージョンを選択して [Add Package]を選択します
Sora, WebRTC の両方を選択して [Add Package]を選択します
カメラとマイクを許可する¶
ナビゲーターエリアからプロジェクトエディターの Info タブを開き Custom iOS Target Properties にカメラとマイクの用途を記述します。 この記述を追加しないとアプリケーションが強制終了するので、必ず記述してください。
※ Xcode13 以前からのプロジェクトを利用する場合は、Info.plist ファイルに以下の記述を追加してください。
カメラの用途: "Privacy - Camera Usage Description"
マイクの用途: "Privacy - Microphone Usage Description"
設定例: